惜雨
彌月
カラダに纏わりつく雨粒の重さが
歩幅を狭め絡みつく
どんよりと厚い雲がまだまだだよと
雨粒を降らす
苦しいのは
おまえだけじゃない
寂しいのは
おまえだけじゃない
けれどもせめてこの涙の半分だけでも
空に返してくれたなら
ほんのすこぅし
笑えるだろう
自由詩
惜雨
Copyright
彌月
2007-09-06 21:27:26