銀の鐘は空に消える事が出来るのか
プル式

愛について
優しさについて
僕は何もいえないし
本当の事なんて何も知らないから
僕は君を抱きしめたんだよ

伝わればいい
ただ
僕のぬくもりとか
それだけでいいから
君に伝わればいい
だけれどもそれは全て
僕の妄想で
僕の記憶で
僕の
僕の
なんだろう
何なんだろう
心の場所って何だよ

信じている?
僕は君が好きだ
誰に聞かれても
そう笑って言えるほど
僕は強くないけど
強くないけど
強くはないけど

僕は君が好きだ
だけれどそれは全て嘘で
切ないくらい
君が好きだ
君を抱きしめたい
いや
君にリンクしたい
とけ出して
くちびるや肌を重ねて
こすり合わせて
混ざり合って
もう一度とけだして

そんな事は無いと知っていても
一緒に笑っていたい
なんにも無いのにキスとかしながら
年をとっていきたい
君と同じだけ同じように
余所見をして笑いたい

愛について
優しさについて
僕は何もいえないし
本当の事なんて何も知らないから
僕は君を忘れる事が出来ない。


自由詩 銀の鐘は空に消える事が出来るのか Copyright プル式 2007-09-04 05:14:25
notebook Home