草むしり
たもつ



郵便屋が大きな声で歌いながら
手紙を一通
白いペンキのはげかかった郵便受けに
置いていった
さっきのは春の歌だったなあ
と思いながら
熱い夏の太陽の下
僕は草をむしり続けた




自由詩 草むしり Copyright たもつ 2004-05-29 17:41:15
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