気づかないうちに僕は透明になっている
形がぐにゃりと歪んで気づいたら誰かの心配そうな顔を見る
そんな毎日
いつからかあやふやになってきた
僕は本当にこの場所にたっているのか
ここでこうして君の手をとり
その唇に触れる
その次にはいつも甘い闇ばかり
目覚めたときは頬が赤く腫れていて
夢じゃないことを教えてくれる
ゆれる世界
まわっていく倒れるからだ
また甘い闇に抱かれ
誰も届かないほど遠くに
涙をぬぐおうと手を伸ばしても
手の先から崩れていく