しずんでいく、永遠
かのこ

にじゅうまるの太陽
みなもにうかぶ
光と風のたわむれ
最後は月の花

ぎんいろはしずんでいく
しずんでいく
もっともっとこころの底
見えなくなるくらい
しずんだら
照らしてくれる
やわらかな道しるべ



しずんで






きみはいない
何度ふれ合っても
はじめとおわりはいつもひとりぼっちで
寒くもないし暑くもない
こころの波風だけ、かぞえて
永遠がすぎていくのを待っている



待っている

ここが永遠


自由詩 しずんでいく、永遠 Copyright かのこ 2007-08-31 00:27:12
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