■■■    strange summer    ■■■
じゃんじゃっく



覆い隠せないものを
覆い隠すように

白い雲が青い空に
かぶさってら

まるで
神様とのデートを
邪魔してるようさ

僕らはいつまでたっても
天空へは辿り着けないんだ

ゆっくりと模様を変えながら
風に流されて行く

そんな風に僕らも
何処かへ流してくれよ

いつまでたっても
青にならない信号機を
ただ ぼんやり眺めながら

無愛想に立つ鉄塔と
くの字に曲がった街灯を見てた

地平線をなぞるように
電線は張り巡らされ

僕らのエナジーを届ける
永遠に 何処までも

フェルメールの光のように
降り注ぐこの世界は

オランダの空を真似たみたいで
僕はとても満足さ

こんな夏はもう来ないのさ
こんな夏はもう要らないのさ

奇妙な夏ならもうたくさんだ
奇妙な夏におかしくなるのさ

僕ら可笑しくて笑い合うのさ
僕らおかしくて狂い合うのさ
僕らお菓子食ってはしゃぎ合うのさ

僕らもうどっかオカシイのさ
僕らもうとっくにイッテルのさ

こんな奇妙な夏には
こんな奇妙な夏には








自由詩 ■■■    strange summer    ■■■ Copyright じゃんじゃっく 2007-08-30 00:25:02
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