飴細工
見崎 光

こころ、が
ほどけていく

ゆるり、ゆるり、と
流れていく

苦水を干し
甘水を欲する

頑なに形を得ようとはせず
熱に垂れて
想いに焦げて

こころ、は
時折 玉となり
塩水を零して
また
ほどけだす

清らかな滑り
純水の円舞

くるり、くるり、と
感情に揺れながら
根底の先
真実の源より溢れる
愛しさの念に
仕上げは施される


ほどけた紐を結ぶよう
乱舞に潜めた砂糖水
こころ、結んで形となって


たったひとつの
飴細工







自由詩 飴細工 Copyright 見崎 光 2007-08-27 22:01:04
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