天花
汀
天に向けて咲く花の
香は地に這って 熟み淀み
ひれ伏して嘆く夢の
その清浄を食みながら
私は 私は
還りゆく夢の
最期の一片を 奥歯で砕いた
花はいずこに咲くのだろう
携帯写真+詩
天花
Copyright
汀
2007-08-24 18:33:01