花火
森下 流華
夏の夜
かなわない恋に
何を期待しているの
ゆかた姿のあなたが
花火の色に染まったとき
私が背伸びをしたって
届かないとわかった
打ち上げ花火のように
はじけて 消えるの
火の粉も届かないほど
遠い場所で
自由詩
花火
Copyright
森下 流華
2007-08-22 14:53:14