鴇色
ポッケ

相手との距離をいちいち測ってるそんな定規、恋にはいらねえ


半目開け寝るクセ笑顔で指摘され治らなくてもいいかと午睡


完熟のすもも真っ赤なジャムにしておまえも染まれと唇にあてる


梅だ。つぶやいた今の一言を「運命だ」と聞こえたい耳


君にあげた七宝焼の香立てはいまも灰をうけていますか


短歌 鴇色 Copyright ポッケ 2007-08-19 02:16:00
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