黄色い星
快晴

君は私の殺し方をよく心得ていて
いつもその手口で私をやるんだ
私はいつしかそれに快感を覚え始め
今ではうっとりと目を閉じて受け入れる

君がまるで半狂乱の夜には
それはたまに痛みを伴うけれど
私も君もやめようとはしない
それだけが私達の祈りだから

さあ、うって、うって、うちまくれ
私の手はここだよって差し出す
薄っぺらい胸を曝け出したまま
私は今夜も深海の底でひざまずく

あの黄色い星にだっていける
君が作った世界の中で宇宙遊泳
人間が月面着陸を果たしたのは何十年前
しかし彼らは何も知らない

私はやり方を知っている
私はもうやり方を知っているんだ
まだ君ほど上手くはないけれど
私はもうやり方を知っている


自由詩 黄色い星 Copyright 快晴 2007-08-17 23:14:53
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