西平よしゆき

閃きの蒼天航路、どこまでも続く虹の道。僕はたゆたう。

どっかに飛んでった夢のカケラ。とこしえのドリーム。
忘れない。忘れられない。

在りし日のロックスター。今なら分かるさ、その苦悩。
I know your own pain.君だけの、君自身の痛み。
笑えやしない。

それでも明日はやって来る。昨日の後悔と懺悔を引き摺ったまま。
何かが起きている事は、勘の鈍い僕でももう気付いているさ。

地下変動より活発に、核爆発よりでかいスケールで、
君の事、愛したい。

そろそろ戻る時間。梯子から降りて、僕は下界へと吸い込まれていく。
また日常という名の鎖が僕を縛る。自由になりたいんじゃない。
ただ、今の自分にもう耐え切れないんだ。分かるかい?

テレビを消して、コンピュータを捨てて、君とただただ抱き合っていたい。


やがて人は夢を忘れる。錆付いた金具のように、鈍くなる。だから僕は今を生きたい。


いつも、いつまでも、震えるぐらいの夢を見ていたいんだ。


自由詩Copyright 西平よしゆき 2007-08-13 09:33:15
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