■■■   ハナウタ   ■■■
じゃんじゃっく



鼻歌を口ずさむ君
君が歌うものなら
何でもわかるよ
そんなつもりだった

でも今 はじめて
君は僕の
知らない歌を口ずさむ

君は僕の知らない君
僕の知らない君が
ここにいる

知らない誰かに見えた
こんな風にして
君を失っていくのだ
と感じていた


花唄を詠う桜木
彼女が歌うものなら
何でも酔えるよ
そう思ってた

でも今 はじめて
彼女は僕の
知らない唄を詠う

君は僕の知らない君
僕の知らない君が
今 ここにいる

知らない誰かに見える
こんな風にして
誰かを失っていくのだ
と感じている


僕の知らないメロディー
僕の知らない誰か
僕の知らない君
今 流れ出す
このハナウタで
世界を変える


君は唯一
僕のハナウタを
アテタ人
この世界で唯一人

そんなことが
とてもとても
嬉しかったんだよ
すごくびっくりしたけど
君は特別なんだよ

ハナウタをアテアウ
僕らこそ唯一無二
それもまた夢

僕の知らない
季節がやって来る

僕の知らないメロディー
僕の知らない誰か
僕の知らない君

今 流れ出す
このハナウタで
世界を変える
このハナウタは
僕の世界を変えるだろう








自由詩 ■■■   ハナウタ   ■■■ Copyright じゃんじゃっく 2007-08-12 19:06:51
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