八月三十二日
衿野果歩


枯れた朝顔に巻き取られてゆく昨日

遅い昼寝から目覚めたくない

風鈴が溶かす熱

大人に成り過ぎた私には

もう新学期は来ないのに


自由詩 八月三十二日 Copyright 衿野果歩 2007-08-10 16:17:47
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