八月の憂鬱
哀詩
誰もいないハートの中で、
(少しずつ加速をつづける鼓動、)
世界は広いのだと、思い知らされる焦燥。
することすら供給されない世の中だもの、
存在すらもうすぐ、 ぱちん、 って
風船みたいな最期を夢みた。
いつかあなたに気付いてもらえたらね、
枯れた薔薇の世話をしよう。
大事に大事に、ころしてしまう。
まぶたにこさえた黒さや、
くちびるを知らせる乾燥。
(キスを知らないなら、それでも良い。)
八月の憂鬱、
(、あなたは 居ない。)
自由詩
八月の憂鬱
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哀詩
2007-08-10 04:56:34