たとえばこんな朝がある
快晴
窓を開け放し深呼吸
外は生憎の曇り空
それでも太陽が消えたわけじゃない
難しい言葉はいらないでしょう
ただいつも感謝の気持ちを胸に
そばにあなたがいなくても
ゆっくりドリップした珈琲は
その時間だけの味わいをもたらす
煙草を深く吸い込んで
吐き出す煙はまるで…、何?
形状記憶のワイシャツを着て
少しくたびれた革靴を履く
ドアの施錠は2度確認
空っぽの部屋に「行ってきます」
自由詩
たとえばこんな朝がある
Copyright
快晴
2007-08-10 04:49:27