夏?嫌いだね。人なんか多いし、みんなどこかおかしい
ピッピ

最上階の、最上階の夏には10000000年前の風と俺


まずはギターだ!それから天真爛漫に踊る妖精と、耳と


風の吹かない日だってあるだろうに、君はバタ足を、強く、あ、蝉、のように夏


沸騰する海で人の煮っ転がしを作りながら神さまはくしゃみをする


交尾トンボをおっかける警官の汗が真昼間の商店街に散る


更新ボタンはリセットボタン 自爆ボタンの爆発がないボタン


ころころと転がる脳に神経細胞がついていかず信号は紫とか茶色とかを出すんだ


花火の方がよっぽど弾けてるじゃないか道端に捨ててある自転車の方が


そして燃え尽きるのだ7秒で死ねない人間を見下ろしながら


さて、陽射しだけが夏を教えてくれるのだ 夜は俺たちの季節だ


短歌 夏?嫌いだね。人なんか多いし、みんなどこかおかしい Copyright ピッピ 2007-08-06 15:34:07
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