『D&F』
神楽坂 猶叉

…時代が腐ってゆくとともに
それも腐ってゆく
もう戻る事のない
過去の栄光に
踊らされたくないの…

もうブランドと化したそれに
過去の面影はなかった

Dは8を刻み
Fは12を刻んだ
次々と産み出されるクズに
価値は亡く

いくら綺麗に飾っても
中身を伴わないクズには
価値を見い出せないのさ

あるものは
トゥーンに溺れ
あるものは
リアルに溺れた

まだ見ぬ
D9
F13にも
価値は感じず…

このまま腐り切ってゆく
この二つを

もう見ていたくはないの…


自由詩 『D&F』 Copyright 神楽坂 猶叉 2007-08-05 21:21:11
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