夜中
唐草フウ

(あいしてるについて

ゆりかごに乗せて寝かせてみたり
バギーでおとなしく座って
目玉の病院
待合室にて。
おしゃぶりがいらなくなった 季節
こいしてるとのちがいを探すこと
いみのない発音でゆるすということ
逆カウントダウン
広がる
水に落としたインクのように
内出血のように


(あいしていくについて

こたえがいつもイエス・イエス
タオルケットに抱きついた雷夜いやいやいらい
想いやりの夏
ごくごくと歩ける
さみしさは胸ポケットの友だち
汗に挿まれて、ナミダよりもかいてゆけ
深刻になったってすぎてゆく
熱はすぎてゆく 
だから





未詩・独白 夜中 Copyright 唐草フウ 2007-08-03 16:27:21
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