君の面影
こめ
闇に溺れ時が潜る
普通な一日だるさが目立ち
日々むしょうに愛が欲しくなり
飛びたくて羽が欲しくて
洞窟の中を訳も分からずただ
止まる針の先の数字でしか決まらなかった
浸水した体黒くなった体温
鈍くなった手足消えなくなった心
全て僕の物なのに
すでに僕のでは無くなっていた
気が付いたときには
涙が流れ流れる
そして壊れる
たとえ諦めることしかうかばずに
ゆっくり吸う呼吸にはもしろ
酸素より情熱の熱が含まれていた
絶望から栄光など差はないもので
また何回も転げて進んでいった
口に含んだハズのほろ苦い血が
今じゃ日常に起こる簡単な寄生になっていた
奏でのなかでひっそりと息を潜め
僕らは帆を広げ進み出した
ただ君の面影を追い求め