君の面影
こめ

闇に溺れ時が潜る

普通な一日だるさが目立ち

日々むしょうに愛が欲しくなり

飛びたくて羽が欲しくて

洞窟の中を訳も分からずただ

止まる針の先の数字でしか決まらなかった

浸水した体黒くなった体温

鈍くなった手足消えなくなった心

全て僕の物なのに

すでに僕のでは無くなっていた

気が付いたときには

涙が流れ流れる

そして壊れる

たとえ諦めることしかうかばずに

ゆっくり吸う呼吸にはもしろ

酸素より情熱の熱が含まれていた

絶望から栄光など差はないもので

また何回も転げて進んでいった

口に含んだハズのほろ苦い血が

今じゃ日常に起こる簡単な寄生になっていた

奏でのなかでひっそりと息を潜め

僕らは帆を広げ進み出した

ただ君の面影を追い求め


自由詩 君の面影 Copyright こめ 2007-08-02 23:17:53
notebook Home