深夜走行
風音

漲っていく深夜の街を
あなたと走りぬける

夜風も何も感じない
景色なんか見る余裕ない
いまスピードは230km/h以上

だから
このしがみついている感触がすべて
この手を離せば
たぶん死ぬだろう

ああもう
これが愛か欲望かなんて




自由詩 深夜走行 Copyright 風音 2007-08-02 12:42:09
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