未来へ
美砂

未来!
僕の足音が
きこえるか?

きみのいるところまで
未来!
なりふりかまわず
接近してゆくから

けして待たなくていい
全速力で
かっとばしていてくれ
いつか
僕がきみに追いついたら
きみは目をみはるだろう
僕がひきつれてきた
あらゆるものに

僕はやがてきみにそれを
ぜんぶ託して
追い抜いてゆく
きみを
セピア色に
塗り替えて



自由詩 未来へ Copyright 美砂 2007-07-31 22:17:16
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