(零雨の予感)
こしごえ




     ある日、
     (傘を忘れてしまった

     朝焼けに焦れた視線が
     日影の後ろ姿を おいかけていった
     風光は二度と再び帰ってこなかった

     わたしは、それでも
     あるいていくしかないのだと気づく)。













自由詩 (零雨の予感) Copyright こしごえ 2007-07-28 09:27:03
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