冷たい夏
ぽえむ君
夜明けとともに
目的もなくふらふらと
外を歩いてみる
そこの夏は冷たかった
葉の上の雫に触れ
その一瞬にしかない冷たさは
手のひらの中で
やがて消えてゆく
川のせせらぎの音も
どこか角があり
そこにしかない冷たさは
地面を冷やしている
畑の野菜たちが
冷たい夏の中で
眠っている
冷たい夏が閉じてゆく
自由詩
冷たい夏
Copyright
ぽえむ君
2007-07-24 06:31:43
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