アイスコーヒー
北大路京介

近頃恋愛がどんなもんだったか
忘れてしまってる 分からなくなってきてる
とりあえずキスをして 長いキスをして
目を開けるまでに考えてみるよ

僕の腕の中で力が抜けていく
演技か本当か どっちでもいいけど
彼女の唇に飽きがき始めてる
耳元で愚痴をこぼしてしまった

よく冷えたコーヒーを くだいた氷を
飲ませてもらうほうが きっといい ずっといい

理想は可愛い顔をして 口に媚薬を忍ばせて
目を閉じる振りをして 銃口を僕に向ける



                   ice coffee、、、





恋は冷めても愛されていたい
我が儘な気持ちだと思うこともあるが
人間は結局 こんなもんだろうと
どうでもいいように くちづけを交わす

手段を選ばずに僕を繋ぎ止める
そんな女なら退屈しないのに
不安を感じると泣くだけの女に
不満はあれど惹かれてるようだ

よく冷えたコーヒーを くだいた氷を
飲ませてもらうほうが きっといい ずっといい

理想は鼓動を高鳴らし 頬を赤らめ はにかんで
獣の匂い消して 僕の命を狙う




自由詩 アイスコーヒー Copyright 北大路京介 2007-07-23 19:16:29
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コーヒー
さよならジュリエット