勝手に

アタシは勝手に思ってた

アナタを引き上げられると


アタシの力で
アタシが全力で心も体もすべて使えば
アタシが抱え込めば少しは楽になると

だけど 引き上げる前にアタシの全身はいっぱいになって
どうしようもなく疲れ果てた
自分を過信してた

アタシ程度で引き上げられるなら、アナタはそんなところにはいないばず
深く つらい 何処かに
おいてきてしまった 


こんなにいっぱいになるなんて
改めて、背負っているものの重さに気がついた


アタシは家へ帰り、糸が切れた様に泣き出した
アタシが背負えるものはこんなに少なく
今度はアタシが引き上げてもらった
優しく 心地のいいところへ

アタシは眠った

ねぇ こんなにアタシはアタシのことしか考えてないの


勝手にあなたをこんなところまで連れ込んだ



自由詩 勝手に Copyright  2007-07-22 11:05:40
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