あの日へ
蓮未


消えてしまった

すぐ側に 側に


その手が

その声が

あった





海は全てをのみ込んで

僕らを放してはくれない



それは暑い日







何処にいってしまったのか




ちゃんと


わかってる




理解しているから







ただ


声が


苦しみが



まだ忘れられない









それは昨日のことのよう








忘れるつもりなど 無いくせに




心は何処に



悲しみは何処に













ああ 全てを



海が









海が












持って行かない で













自由詩 あの日へ Copyright 蓮未 2007-07-21 18:24:38
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