不完全少年
しろいろ
あの夏のサナギの記憶はありますか
(ランドセルに隠した羽根の罪)
「人生が退屈なんだ」とつぶやいた
僕を殴るように 夏が 夏が
しましまの正義を装填した銃を抱えて眠る 夜よ明けないで
たよりない僕の背骨をささえてる36℃の君の体温
きのうきょうあしたが水平線の上寝そべってる
(いまのうちに逃げよう)
短歌
不完全少年
Copyright
しろいろ
2007-07-20 21:32:02