花言葉Ⅳ
石瀬琳々

草あざみ風はどこへと吹くのやら
    一人の道に時は惑いて


くちづけはブーゲンビリアあかあかと
    見つめる瞳にしずむ太陽


透きとおるうなじをみせて月見草つきみぐさ
    ふとした香りに闇夜はふける


暑き日の人くちびるの悩ましさ
    カンナに焦がれ過ぎてゆく夏


すくと立ち光にむかうその姿
    真昼ひまわりそれのみねが






短歌 花言葉Ⅳ Copyright 石瀬琳々 2007-07-20 14:50:34
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薊道