うで
わら
ぼくのこの手に
あのあたたかい
陽だまりを拾うことができるなら
あなたのもとに持ってゆくよ
いのりが
ああ、
きこえない
キズだらけのあなたに触れて
そっと、
ぬくもり
手のひらで伝えれるなら
きっと、
ぼくの名もいらない
だれかの姿だなんていらない
風みたいに
白くゆらいで消えたいよ
疑り深い、ぼくらの目に
希望はどんなふうに
皮肉に映るのかな?
ぼくらの顔はどんなふうに
鏡に映っているのかな?
それでも
それでも
あなたにとどけたい
分けあたえられるものがあるのなら
だれかの救いに
このうでは
なってみたい