しるし
彌月

夜毎の囁きも 遠い記憶

触れた手のぬくもりも忘れてしまいそう

あの日と同じタバコのにおい

あの日と同じ雨の音

傘の向こう側

遠い視線を追いかけて

薄い雲の隙間から見える夕焼けを

心に刻んで

いいですか


自由詩 しるし Copyright 彌月 2007-07-19 22:01:15
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