■共同作品■楽園で抱いた星の名は・
Rin K
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「プロローグ・夏」
風が吹く渚できみと見たものは プロローグ「夏」シャインドリーム
楽園と示す標は傾いて君へとむかう(アイタイキモチ)
駆け抜けろ渚通りはこのさきも高波あびて続くフリー・ウェイ
戸惑いはいらない夏の炎天下光に酔った勢いのまま
太陽と雨にパッション透かすシャツ 本音が見えた夏の誘惑
瑠璃色のラムネの瓶ほら太陽に透かして見れば海が聴こえる
君がはねた飛沫が描く軌跡なら虹に見えます夢のかけはし
永遠にかわらぬ青を手に入れてその唇で封印をする
白砂と戯れている置き去りの恋のカケラの桜貝たち
波の音にふっと体が傾いてココロ預けた君の名は夏
「遠雷」
鈍色のキモチは夜の梅雨の空雲に己を投げ出して泣く
嵐来よ吹き飛ばせ磨け大掃除太陽に会うためなら濡れよう
「沈黙のオアシス」
オアシスを隠すサハラの砂光り さらさらさらりパラパラパラリ
ひとしれず茉莉花(ジャスミン)の香は寄り添いて微風と一緒にひと足遅れ
沈黙を絆と思う海辺にて結ぶなみだにとける月光
ふるえる手握っているよ止まるまでちいさな鼓動の数よみながら
「夢ヶ浜」
願い星いっそさらってその胸につよき思いに輝石は降りる
夢ヶ浜足跡たどり行き着いた 眩い星の雨が降る中へ
君がため星を拾いに夢ヶ浜砂はあの日の熱だいたまま
暮れかかる想いを記憶の海原に溶かして沈む楽園の影
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■短歌バトン■