午前四時の大台に
ゆるこ

 
 
その日の空は
限りなく紫なオーラを帯ていて
隣の青山さんが
酷く赤っぽく見えていた
 
学校では
校長がメッシュを入れていて
それが限りなく絵の具っぽくて
生徒全員含み笑いをしていた
 
プールの時間
藤沢さんは
寒くて仕方ないと
死人のような形相で
プールを去った
きっと行き先は調理室で
調理実習のオムレツにくるまれて
すやりすやりと眠るのだろう
 
 
休み時間
カオスについて

レム睡眠について

対談が教室中央で行われた
 
ばからしくてばからしくて
私は深いねむりについた
夢は宇宙の果てだった
 
 
 
夜中は思考が宙を舞う
君の声はまるでアニメだ
 
どこへでも連れていくその音の集合体が
静かに空を彩り始めた
 
"あ もう
こんな時間"
 
 
終わらない言葉達が
とおくとおくで
笑ってる


自由詩 午前四時の大台に Copyright ゆるこ 2007-07-18 01:39:38
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