小妖精と春のある風景
Itha

ひやり冷たい春の朝
小鳥はもっと早起きよ
隣りの子に目覚めのキスを
洗いましょう 眠い顔を冷えた夜露で
梳かしましょう 透ける髪を小さな櫛で
すっかり気分も覚めたでしょ?

からさわぎする春の午後
酔ってもないのにいい気分
私には幸せしか見えてないわ
歌いましょう 調子合わせ声高らかに
踊りましょう 靴を鳴らし体も軽い
そろそろお腹もすいたでしょ?

甘い匂いに包まれて
ママの料理が出来たのね
お花の匂いより私はこっちね
食べましょう チーズとパン熱いシチューも
飲みましょう ミルク紅茶シロップいれて
あなたにワインは早いわね

とろけそうないい天気
みんなで寄り添いお昼寝ね
天使の木陰に花も眠るわ
眠りましょう タオルケットふわふわかけて
聴きましょう 風の歌に耳をすませて
あらもう心は夢の中ね

今日も明日も繰り返す
幸せな日楽しい時間
繰り返してたはずなのに大人になったら忘れちゃう
きっといつまでも子供じゃいれないのね

思いだそう 少女の日のはやる気持ちを
忘れないで 少女の時綺麗な心
安心して私はあなたの中に
大丈夫いつでも私は一緒
待ってるわずっと
あなたのことずっと
また会える日まで
忘れないでね


自由詩 小妖精と春のある風景 Copyright Itha 2007-07-17 23:32:25
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