36P 「短歌2」より
むさこ
手の上にカプセルの薬あそばせて
次ぎ編む服の配色と決む
夢に見しことくり返し夫語る子等は
留守にて話題ひとこま
硝子戸に写る雪影大きくて二人の夜が
童話めきくる
首すじに落ちし一滴立ちすくむ
仰げば松の梢のそよぎ
冬空に高く上りし凧一つ車窓に
ひととき安らぎにけり
短歌
36P 「短歌2」より
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むさこ
2007-07-17 20:13:57