疾中(微熱)
たりぽん(大理 奔)
僕はゆくだろう
鍾乳石の先で抗う
水滴の
夜のために
待つものも
さだかではない
暗闇のもっと底
染みこむ
朝のために
屈折がつくる道
灯台が照らす
霧の先に
ゆくだろう
深い眠りの先
信じて強くなる
そうありたくて
自由詩
疾中(微熱)
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たりぽん(大理 奔)
2007-07-17 01:38:30
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