神経痛。
うわの空。
夜が放つ神聖さを模倣しただけの
薄っぺらな言葉に、
どうしてこんなにも
心を掻き乱されて、しまうのだろう
持て余している
誰かの足になりたい思い、と
震えてそっぽを向く頑なさが
重力と引力のように
ごくごく当たり前に降ってくる
何者にも成れない此の手
で、
自分を甘やかしては
頑なさをも無条件で許して
寂しさの対極にある何か、が
吐いてもいい嘘はある
と、哂う
ベッドのうえ
重力と引力を手放して受け入れた
慣れることのない煙草のにおいを
思い出そうと
いま、
吐きそうなくらい、泣くということで