或る夜の喜劇
ゆるこ
廃墟の中に忘れた四肢を
気球に乗って取りに行った
夢心地に浸り
痛みにバター塗った
くるくるまわる
コーヒーサーフィンみたいな憂鬱は
ティッシュに包んで昨日へ投げた
曇り空から覗いた上司が
鬱憤吐き出して
やがて枯れる心で
チーターがタップを踏んでいた
自由詩
或る夜の喜劇
Copyright
ゆるこ
2007-07-15 03:43:17