私と月
森下 流華

月が満ちたとき

手をつないで 一緒に 夜道を歩いた

月が半分になったとき

来ると信じて 部屋で ずっと待った

月が細くなったとき

涙で形が変わった

月が姿を消したいま

誰に願えば会えるの?



私の目には

月は もう うつらない

















自由詩 私と月 Copyright 森下 流華 2007-07-14 18:05:35
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