last ・time
愛心

真夜中の三時
夜のベンチ
残された時間は
もう少なくて
そっと君の手を握って
恐ろしさ押し殺してた

『怖くないよ』

そう呟く君の目は
街灯の光と 
星空を移してて
あたしに勇気をくれていた

何であたしなんだろう
何で他の人じゃないんだろう
まだ若いんだよ
未来ばかり残っているんだよ

将来の夢はいっぱいある
今を生きる理由もあるし
いつもいつまでも
先っぽの方見ていたのに

最後の時間トキ
近づくとき
あたしのイノチ
燃え上がって
君に抱きつき

満月と同じ
エンゲージリング

そっと指にはめ
君を見守るため
アノ星の上で

君のこと見ていよう










自由詩 last ・time Copyright 愛心 2007-07-12 18:57:55
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