恋紡ぎ
あずみの

優しい気持ちを交し合って
寂しさを一つずつ埋め合って
想いを丁寧に紡ぎ合って

彼方から伸ばした合った手が
触れ合って握り締め合えたなら

それをきっと幸せと呼ぶのでしょう

炎火の中で身を焦がすほど闇雲ではなく
深海の底で身を凍えさせるほど孤独ではなく
夏の夜風のようにどこかに甘い香りを含んで
二人を包むものがあるのなら

それをきっと恋と呼ぶのでしょう



自由詩 恋紡ぎ Copyright あずみの 2007-07-11 10:26:34
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