夏の散歩道
優飛
今宵の透き通った月に誘われて
くり出した散歩道
頬をくすぐる風が
密かに運んでくれるのは
遠い夏の記憶
線香花火と消えかけの蝋燭
揺らめくあなたの笑顔
儚いのは時の流れ
想い出は微かな香り
痛くなんてない
優しいひとすじの涙
独り空を見上げて散歩道
明日になれば忘れましょう
遠い夏の
透き通った月と共に
自由詩
夏の散歩道
Copyright
優飛
2007-07-11 06:53:12
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