人生マラソン
ぽえむ君

いつもみんなよりも前に走っていた
けれどもそれは
人生のたった最初の十八年だけに
すぎなかった
次の四年間は
自惚れていた自分がいた
適当に時間を過ごせば
それで許されていた
ペースダウンをしている自分に
気づかない自分がいた

自分の自慢が消えてゆく
自分の苦労が増えてゆく

自分よりずっと後ろにいたあいつが
今では世の中をリードしていた

自分の幸せを見失う
自分の不安が見えてくる

それでも走らなければならない


自由詩 人生マラソン Copyright ぽえむ君 2007-07-09 23:14:25
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