恋とトゲトゲ
プル式

なで肩に引っかかるほどの恋は
とげとげと痛々しく
追いつけない涙で
引っかき傷をつけてずり落ちる
どうしようも無い程の痛みなら
手当てもするが
繰り返される引っかき傷は
痛みをこらえるしかないのだ
そうして又どうしようもなく
傷をこしらえる
転ぶ自分が悪いのだ
なで肩の自分がいけないのだ
そう思いながら
恋を探しに又
少し肩をはってみるのだ


自由詩 恋とトゲトゲ Copyright プル式 2007-07-03 02:50:16
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