深い森に埋没する少女
Itha

おりのそとには あおいもりだわ

はだしであるく みずごけのうえ

うでよりほそい おがわがあって

あたまくらいの うえきもあったよ

むせるほどの きいろいひかりに

ふらつくほどの あおみどり

うっすらみえる くろいじめんに

うもれるように あしをとられて

しずんでいく しずかなねつにおかされながら

ひえたくうきに ひたっているのに

からだはまるで むされているよう

おもったことを ことばにするのは

わたしには できないから

はだでかんじて

すんだくうきと しめったわたし


自由詩 深い森に埋没する少女 Copyright Itha 2007-07-01 19:11:09
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