深い森に埋没する少女
Itha
おりのそとには あおいもりだわ
はだしであるく みずごけのうえ
うでよりほそい おがわがあって
あたまくらいの うえきもあったよ
むせるほどの きいろいひかりに
ふらつくほどの あおみどり
うっすらみえる くろいじめんに
うもれるように あしをとられて
しずんでいく しずかなねつにおかされながら
ひえたくうきに ひたっているのに
からだはまるで むされているよう
おもったことを ことばにするのは
わたしには できないから
はだでかんじて
すんだくうきと しめったわたし