暑い夏
ぽえむ君

一つの授業が終わるたびに
階段を下りて
一階にある自動販売機で
レモネードを飲んでいた
今日も暑い
昇降口の近くでは
これから体育の授業だろうか
下級生たちが体操服で
わいわいと騒いでいる
外は強い暑さが見えていた
ぼくは一人でレモネードを飲んでいる
ここにいる限り涼しかった
残りのレモネードを
一気にストローで吸い上げた

階段の上らずに
上履きのまま日なたにその足を置いた
じりじりとした夏が
自分の中に入ってきた

ようやく自分にも夏が来たようだ


自由詩 暑い夏 Copyright ぽえむ君 2007-06-28 13:34:51
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