ノート(午轟)
木立 悟



弾が来て
落ちると
なかは鳥だった


音だけの羽が
土になびく


三角の影が
道の端に
牙のようにつらなる


空をゆく弾が
曇に消える
遠い光が
聞こえてくる













自由詩 ノート(午轟) Copyright 木立 悟 2007-06-28 13:26:36
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