花びら
暗闇れもん

白い花が咲き乱れた
僕は花の名前を知らない
囲むようにして
ごく自然に永遠がそこにあった
湖に出来た波紋のように
ひとしずくの僕が踏み入れたその地で
吹き荒れる風が花びらと共に僕を連れ去った

白い花びらに包まれる
すきまに入り込み僕は熱にうなされる
花びらが舞う
僕は誘われる
この無限のループの中で誘われるまま
何度も唇を重ねた






自由詩 花びら Copyright 暗闇れもん 2007-06-26 22:52:37
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