拳銃を取り出して　僕は彼を撃った
魂を売って　娼婦でない女達を
晴れ間とはこういうものだよ
なんて言って
感覚を取り除いたからだよ

上手く動かなくなった指先が
背中の硬直をより高めた

それでも引き金は苦しくて
玉切れになるまで走った

晴れ間とはこういうものだよ

おまえは娼婦以外の女を救わないのか

晴れ間とはこういうものだよ

わかったように眠る

全部で６弾を放ったが

初弾は魂の螺旋構造に
２弾めは晴れ間の無い宇宙に
３弾めは普通の男達へ
４弾めは娼婦の独特の太ももへ
５弾めは古びたワンピースの女へ
６弾めは彼へ
それぞれ吸い込まれて

おまえは娼婦以外の女を総て焼く気だな

晴れ間は気が付いた時に感じるものだ



というわけで僕は彼を撃った

わからない事は全部
太陽に聞いた